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SunSugarSonBlog
イタチノヘ 08
そこはいつもとかわらない自分の部屋だった。
窓からはいつもの太陽がさしこみ、拡散して
四方の壁の繊維をくっきりとした緑色に染め上げている。
体のどこにも異常はなかった。
気になる事といえば、これは非常に説明しづらい事なのだが、
思考の片隅に、なにかしら存在感のようなものを感じるのだ。
まぶたを閉じると、暗闇の中で左目の隅がぼんやり明るいような、
そんな程度のもので、心を研ぎすませてみると、何か主張する
存在というわけではないのだが、でも確かに、
何か違和感を自分の内に感じるのだった。
昨日?の事を思い返す。
なぜあの場所に警察が現れたのか。。。
今まであのショバで仲間が挙げられた事などなかった。
考えられる事といえば、上部組織と警察がもめたといった所だろうか。
たとえば賄賂の支払いが滞ったとか、あるいは政府の新法案に
対して組織が難色を示したために、見せしめとして私が逮捕された、
そう考える事はできる。
ウチの組織は誠愛党と関係が深い。
市内での勢力拡大に恩義を計ってもらった見返りに、
選挙活動を独自のやり方で支援してきた。
だが今になって誠愛党が右派政党としての性格を強化し、
シティへの転入手続きを厳格化する新法案を検討し始めたために、
組織内では今までの関係を見直す動きが出ている。
それは単純に、能力者がシティでは生まれにくいからだ。
組織としては、能力者の補充を常に行っていく必要があるから、
こうした法案に反対するのは当然の事だ。
誠愛党が右派政党である事は自明の事であったし、
いずれこうした法案が出てくる事も予測ずみであったろうが、
その程度やタイミングについて、おそらく選挙前の密約が
あったのだろう。
それを反故にせざるを得ない何かしらの事情があった。。。
と、そこまで推測してみて、ぐったりと疲れた。
大きな動きに巻き込まれて面倒を被るのは、
私の最も嫌いなシチュエーションだ。
私はただ、自分の暮らしを、守りたい。
だが、昨日の男の言った言葉。。。
女を守るとは。。。?
すでに、なにか大きな動きが始まっているという不安が
私の心を締め付ける。
コンプレクソンを3錠飲んで私は駐虫場へ向かい、
自分のトンボにまたがった。
一人でいくら考えてみても始まらない。
私は支部を訪ねる事にした。
意識の片隅で、何かが躊躇した、ような気がした。
電源を入れる。
トンボの全身がびくっと痙攣する。
巨大な眼に、ゆっくりと意思が宿っていくように見える。
私がアクセルを踏み込むと、トンボは勢い良く飛び立った。
窓からはいつもの太陽がさしこみ、拡散して
四方の壁の繊維をくっきりとした緑色に染め上げている。
体のどこにも異常はなかった。
気になる事といえば、これは非常に説明しづらい事なのだが、
思考の片隅に、なにかしら存在感のようなものを感じるのだ。
まぶたを閉じると、暗闇の中で左目の隅がぼんやり明るいような、
そんな程度のもので、心を研ぎすませてみると、何か主張する
存在というわけではないのだが、でも確かに、
何か違和感を自分の内に感じるのだった。
昨日?の事を思い返す。
なぜあの場所に警察が現れたのか。。。
今まであのショバで仲間が挙げられた事などなかった。
考えられる事といえば、上部組織と警察がもめたといった所だろうか。
たとえば賄賂の支払いが滞ったとか、あるいは政府の新法案に
対して組織が難色を示したために、見せしめとして私が逮捕された、
そう考える事はできる。
ウチの組織は誠愛党と関係が深い。
市内での勢力拡大に恩義を計ってもらった見返りに、
選挙活動を独自のやり方で支援してきた。
だが今になって誠愛党が右派政党としての性格を強化し、
シティへの転入手続きを厳格化する新法案を検討し始めたために、
組織内では今までの関係を見直す動きが出ている。
それは単純に、能力者がシティでは生まれにくいからだ。
組織としては、能力者の補充を常に行っていく必要があるから、
こうした法案に反対するのは当然の事だ。
誠愛党が右派政党である事は自明の事であったし、
いずれこうした法案が出てくる事も予測ずみであったろうが、
その程度やタイミングについて、おそらく選挙前の密約が
あったのだろう。
それを反故にせざるを得ない何かしらの事情があった。。。
と、そこまで推測してみて、ぐったりと疲れた。
大きな動きに巻き込まれて面倒を被るのは、
私の最も嫌いなシチュエーションだ。
私はただ、自分の暮らしを、守りたい。
だが、昨日の男の言った言葉。。。
女を守るとは。。。?
すでに、なにか大きな動きが始まっているという不安が
私の心を締め付ける。
コンプレクソンを3錠飲んで私は駐虫場へ向かい、
自分のトンボにまたがった。
一人でいくら考えてみても始まらない。
私は支部を訪ねる事にした。
意識の片隅で、何かが躊躇した、ような気がした。
電源を入れる。
トンボの全身がびくっと痙攣する。
巨大な眼に、ゆっくりと意思が宿っていくように見える。
私がアクセルを踏み込むと、トンボは勢い良く飛び立った。
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